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一中節ライブ配信「静寂の音 三味線音楽」とのコラボレーション

2021.3.3

ライブ配信「静寂の音 三味線音楽<解説編>」がYUKIKOMIZUTANIのギャラリースペースで撮影されました。都一中先生に横尾忠則氏の新作版画の解説をしていただきました。日本の伝統芸能「一中節」と現代アートのコラボレーションをご堪能下さい。

URL https://www.instagram.com/yukiko.mizutani/channel/?hl=ja

曲目・演目
一中節「小春髪結之段」、常磐津「本朝廿四孝奥庭狐火之段」

撮影協力:
gallery art composition
YUKIKOMIZUTANI

三味線音楽が生まれ発展した江戸時代は、二百数十年間にわたって外国とはもちろん、国内でも戦争というものがなかった世界史的にも稀に見る時代でした。その平和と繁栄はおのずから文化を熟成させ、あらゆる芸術を最高の水準に引き上げました。
この三味線音楽の深い精神性と精緻な知的構築力について、世界中の方に知っていただき、楽しんで頂く活動を進めるために、私は「都一中音楽文化研究所」を設立いたしました。
上質な音楽は、その瞬間の歓びだけではなく、聴く人の未来を、奏でる人の未来を、自然に、幸せに満ちあふれたものにします。音楽芸術には、一人一人の脳の中の無意識の部分に働きかけ、自らの将来に対して幸せになれるような行動を自然と選ぶように導くパワーがあるのです。

都一中 みやこいっちゅう
一中節宗家十二世都一中、二世常磐津文字蔵
1952年 東京生れ。本名・藤堂誠一郎
常磐津節を父初世常磐津文字蔵、四世常磐津文字兵衛、
常磐津菊三郎に師事
長唄三味線を田島佳子、長唄を皆川健に師事
東京芸術大学音楽学部中退
音楽学を小泉文夫に師事、一中節を十一世都一中に師事
81年二世常磐津文字蔵襲名
86年歌舞伎座の常磐津節立三味線(主席奏者)に昇格
91年十二世都一中を襲名し,一中節宗家継承
99年重要無形文化財一中節(総合認定)保持者認定
08年重要無形文化財常磐津節(総合認定)保持者認定