EXHIBITIONS

祝福の物語

FUTURE

2026.9.9 [wed] – 10.3 [sat]

YUKIKOMIZUTANI

四季燕図(部分)

YUKIKOMIZUTANIでは2026年9月9日(水)から10月3日(土)まで、外山寛子個展「祝福の物語」を開催いたします。

 

外山はこれまで、障壁画や絵巻物に使われてきた金雲を使い作品を描いてきました。装飾性や場面転換、時間の流れ、縁起物として、さまざまな意味を持って古来より使われてきた金雲。彼女は金雲を使いながら、一枚の絵から物語が紡ぎ出されるような作品を制作しています。

 

YUKIKOMIZUTANIで初の個展となる本展では、渡り鳥であるツバメをメインに、今を生きる喜びや、祝福される命たちへの礼賛を絵巻物のように描いています。命在るこの瞬間を、謳歌することの喜びを、華やかに描き出すことで作品へと昇華しています。

 

作家コメント

 

ツバメは、春になると南の国から2000キロから5000キロの大海原を、単独飛行で日本に飛来します。たくさんのツバメたちが命を落とす過酷な旅の先に、ようやくたどり着いた日本で、つがいを見つけ、子育てをし、また、秋になると南の国に帰っていきます。古くから商売繁盛、子孫繁栄など、縁起の良い鳥とされてきたツバメは、日本の国では夏鳥として親しまれてきました。また、昔の人々は、ツバメを常世の国からやってくる、神聖な鳥として信じていたそうです。

 

私は、毎年渡ってくるツバメを見ていると、巡り巡るその物語が、人の普遍的な物語のように思えるのです。小さく美しい、今を懸命に生きるツバメたちを、命あることの喜びを私たちに教えてくれる存在として描きたい。今回の個展では、これまで私が目にしてきた四季折々の草花とともに、ツバメたちの姿を華やかに描いた大作「四季燕図」に挑戦しました。

 

– 外山寛子

 

【プロフィール】
1984年 宮崎県生まれ
2010年 京都造形芸術大学 美術学部 美術工芸学科日本画コース卒業

 

【受賞】
日本芸術センター絵画公募展 金賞受賞 / 松蔭芸術賞 / 康耀堂美術館賞受賞 作品買い上げ
京都造形芸術大学卒業制作展学長賞、千住賞 / 琳派400年記念新鋭選抜展 日本経済新聞京都支局賞

 

【コレクション】
康耀堂美術館、神戸芸術センター、郷さくら美術館、西日本旅客鉄道株式会社、
エスパシオナゴヤキャッスルホテル 彩雲の間 壁面3×10m二面制作(2024年/愛知)