EXHIBITIONS

Stillness and Movement

2022.10.21 [fri] – 11.26 [sat]

YUKIKOMIZUTANI

YUKIKOMIZUTANIでは、2022年10月21日(金)より2022年11月26日(土)まで、「アート=多様性」を理念に掲げるアーティスト集団、C-DEPOT (シーデポ)によるグループ展「Stillness and Movement」を開催いたします。本展では、「Stillness and Movement」=「静」と「動」をテーマに、異なるアプローチから生み出される 7名のアーティストの作品を展示いたします。  

 

 

「静止と運動」という物理現象から、「命の始まりと終わり」といった概念に至るまで、
あまりにも身近で意識されることはないが、私たちを取り巻くありとあらゆる要素の中に
「静」と「動」は浸透している。
本展では、そんな普遍的な対比に改めて着目し、7名のアーティストのフィルターを通して
「静」と「動」を体験できる展覧会を目指した。
                                                                                                                                - C-DEPOT

 

C-DEPOT(シーデポ)とは
C-DEPOTは、絵画、立体、映像、写真、メディアアート等の様々なジャンルを専門分野とする、総勢約100名のアーティストによって構成されているアーティスト集団である。
「アート=多様性」を理念に2002年に設立、アーティストと社会の架け橋を作る活動を続けている。

 

参加アーティスト

金丸悠児 | Yuji Kanamaru
1978年、神奈川県生まれ。アーティスト集団C-DEPOTを設立、東京藝術大学大学院デザイン専攻を修了。
太古より現在まで続く生命の連鎖を、亀や古代魚など時を司る動物たちの姿に見出し描いている。身近な動物や街などを描くことは、広大な地球の記憶と、身近な生活の営みとの重なりから浮かび上がる相似形を表現している。

 

堤岳彦 | Takehiko Tsutsumi
1975年、神奈川県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程デザイン専攻 修了。
創作活動と並行して印刷媒体を中心としたグラフィックデザイナーとしても活動。絵画とデザインという異なるフィールドを往来して表現の融合を試み、「情報の簡略と抽出」「認識の境界」をテーマにグラフィカルな表現を追求している。スパッタリングという絵具を粒状に飛ばす技法を独自に発展させた砂のような絵肌が特徴。

 

小松宏誠 | Kosei Komatsu
1981年生まれ。武蔵野美術大学建築学科卒業、東京藝術大学大学院デザイン専攻修了後、アーティストグループ「アトリエオモヤ」のメンバーとして、自然の物理現象に着目した作品制作を開始。2014年に独立。
「浮遊」や「鳥」への興味からはじまり、現在では「軽さ」「動き」「光」に着目した作品を展開中。美術館での作品展示をはじめ、商業施設など大空間での空間演出も行う。武蔵野美術大学建築学科特任准教授。

 

真壁友 | Tomo Makabe
1968年、新潟生まれ。東北学院大学大学院応用物理学専攻修了。アートとエンジニアリングの両面から作品制作に取り組む。メディアアート、キネティックアートなどの分野の作品を作り出す。作品の制作過程もデザイン・表現の一部と考え工作機械やソフトウェアの開発も行っている。長岡造形大学視覚デザイン学科准教授。

 

菅本智 | Sato Sugamoto
2013年、東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。東京を拠点に活動。
思考や感情の多様性をテーマとしており、複雑に揺れ動く人の心を繊維素材を用いて可視化している。絡み合い、混ざり合う多様な思考の流れを色鮮やかな紐や複数の素材を用いて立体表現している。 その姿はそれぞれの素材が自立しながら複雑に絡み合っているようであり、個人の中・他人同士の異なる価値観が混ざり合う美しさが表現されている。

 

占部紗也香 | Sayaka Urabe
1990年、埼玉県生まれ。2013年、武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科陶磁専攻 卒業。
2012年、MAUプロダクトデザインコンペティション入選・商品化。2013年、武蔵野美術大学卒業生優秀作品賞を受賞。人や植物が持つ柔らかな形を、陶芸立体で表現している。

 

水口麟太郎 | Rintaro Mizuguchi
1994年、東京都生まれ。東京造形大学インダストリアルデザイン専攻領域卒業。Ecole Boulle Paris国立工芸学校デザイン科留学。ビニール樹脂を様々な素材と組み合わせて作品を制作する。幼少の頃から架空の生命体の姿に憧れを抱き、特にソフトビニールやプラスチックでできた”怪獣”の玩具を分解改造して遊んだ幼き日の記憶を辿り、ビニール樹脂などの柔らかい素材を加工することで”概念としての新たな怪獣の姿の探究と表現”を模索している。

 

 

「Stillness and Movement」
開廊時間 
火, 水, 木, 土 : 12:00 – 18:00
金 : 12:00 – 19:00
休廊 : 日・月・祝日